2013年に発売以降コンパクトSUVというジャンルを確立したホンダヴェゼル

いまや、コンパクトSUVばかりでなく、SUVというジャンルを代表するクルマとなりました。

そんな日本を代表するSUVのホンダヴェゼルの燃費の面はどうなのでしょうか。

また、2018年にマイナーチェンジを果たしましたが、燃費は向上したのでしょうか。

今回はヴェゼルの燃費について掘り下げてみました。

ホンダヴェゼルの燃費はどうなのか!?

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2018年にマイナーチェンジを果たした新型ヴェゼル。

ヴェゼルの評価が高い理由の一つに、燃費性能があります。

新型ヴェゼルはハイブリッド車、ガソリン車があります。それぞれ燃費性能を見てみましょう。

ハイブリッド車(数字はJC08モード)

ハイブリッド ホンダ センシング(駆動方式FF) 27.0km/L

ハイブリッド ホンダ センシング(駆動方式4WD)23.2km/L

ガソリン車(数字はJC08モード)

G ホンダ センシング(駆動方式FF)    21.2km/L

G ホンダ センシング(駆動方式4WD)19.6km/L

ハイブリッドで27.0km/Lというのは、非常に良い数字ですね。

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ただし、実際の燃費はそんなに出ることはほぼありません。その理由はJC08モードが、

燃費計測にとって非常に有利な計測方法だからです。

JC08は市街地から高速までを1サイクルとして、最高速度を81.6km/hとし、

暖機していないコールドスタート1回で測定される燃費数値となります。

従って、実際には燃費が低下する都市走行の比重が高いと、カタログに記されたJC08モードでの燃費とは

少しかけ離れたものとなってしまいます。

また、ハイブリッド車の燃費はグレードによって幅があり、FFで23.4~27.0km/L、

4WDは、21.6Km/L~21.6km/Lとなっています。

これは、車重やホイールサイズが異なると燃費が変わるため、パワートレインが同一であっても、

グレード間の差が出てしまうという特性によるものです。

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車重が重く、ホイールサイズが大きくなればなるほど燃費は悪くなります。

例えば、ハイブリッド車のXグレードの場合、カタログ燃費は26.0km/Lですが、

オプションの17インチホイールを装着した場合には24.2km/Lになってしまうと、

メーカーが公式にアナウンスしています。

実際にはそこまで大きな違いはないものの、こうしたグレードやホイールの大きさによって

異なることがあるということは確認しておいてもよいかもしれませんね。

ホンダヴェゼルの実燃費と燃費確認した情報を紹介

ガソリン車の実燃費は、15km/L前後の口コミが一番多いようです。

・一日100km走行(あまり信号なし)で17(スタッドレス)~19(ノーマル)km/L。

市街地では12km/Lくらい。

・3,000kmの平均で14.4。ほぼ満足です。前者がハイブリッドだったので燃費はよかったのですが、

東京で渋滞にあいながらガソリンでこれだけは知れば十分かと。

・通勤路(郊外往復50km)で通常の運転では、16km/Lとまぁまぁです。

遠出した時18km/Lで優秀です。

という口コミが見られました。コンパクトSUVとしては、及第点以上の評価を得ているようです。

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ヴェゼル・ハイブリッドの平均実燃費は、17.1km/Lといわれています。

カタログ燃費26.0km/Lですから、燃費達成率としては65.6%程度でしょうか。

また、燃費達成率は7割程度で全車種の平均燃費達成率73.1%よりも10%程度悪い数字ですが、

きわめて悪い数字ではありません。達成率が悪いといわれているハイブリッド車の中では、

平均的な数値といわれています。

また、実燃費は季節によってかなり変動するようです。

クーラーやエアコンの使用機会が少ない春や秋は、年間の平均燃費よりも良くなり、

反対にクーラーやエアコンをたくさん使う冬や夏は燃費は年間平均より悪くなるようです。

特に冬の寒い時期が燃費が悪いようです。

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口コミによっては、ハイブリッドの場合は年間で7.2km/L変動するという声も見られました。

ここまで大きな差がでる声はあまり多くは見られませんでしたが、

傾向としてエアコンの使用で燃費の変動はあるようです。

これは、冬になるとエンジンを温めるため、暖機運転が行われるからです。

そうした季節変動を考慮しても、他のライバル車と比べても優れた燃費を

達成しているのは、エンジンなどの技術力によるものによるものです。

これは次の項で見てみましょう。

ここで、参考までにライバル車との燃費比較を見てみましょう。

ヴェゼルのライバルといえば、C-HR、CX-3です。

ヴェゼル(ハイブリッド)

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カタログ燃費…26.0km/L 実燃費…17.1km/L  重量…1280kg  エンジン最大出力…132馬力

C-HR(ハイブリッド)

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カタログ燃費…30.2km/L 実燃費…20.8km/L  重量…1715kg  エンジン最大出力…98馬力

CX-3(ディーゼル)

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カタログ燃費…23.0km/L 実燃費…16.5km/L  重量…1260kg  エンジン最大出力…105馬力

ヴェゼルはライバル車のC-HR、CX-3と比較すると実燃費はC-HRには劣りますが、

CX-3と同程度になっています。ですが、エンジンの最大馬力は132馬力とライバル車の中では

最も大きなパワーがあり、ハイブリッドなのにパワフルな加速が魅力となっています。

C-HRは重量が重いですが、馬力を抑えているため、ヴェゼルやCX-3より実燃費は有利なようです。

ちなみにCX-3のディーゼル車は燃費達成率が70%を超えています。

ディーゼルエンジンの長所でありまが、実燃費では少しリードしているようですね。

ホンダヴェゼルの燃費はどの程度向上していっている?

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2018年のマイナーモデルチェンジによって、ガソリン車の燃費は0.6km/L向上し、

FF車は21.2km/L、4WDは19.6km/Lとなりました。

ちなみにハイブリッド(RS)は0.4km/L向上し、20.2km/Lとなっています。

ガソリン車に比べて燃費向上が見劣りするようですが、今回のマイナーチェンジでは、

ハイブリッドシステムが改善されて加速感が滑らかになり、運動性能が向上し、

さらにブレーキの操作感覚の改善と、ボディの改良によりノイズを減らしているなど、

主に動力性能・乗り心地向上を重視した結果でしょう。

こうした燃費を向上している機能、燃費向上のためのポイントなど見ていきましょう。

ガソリン車の場合ホンダの1.5L直噴エンジン自体が低燃費であることに加え、

その動力を伝えるCVTシステムの影響も非常に大きいものがあります。

動力伝達効率が向上されており、エンジンの動力を素早く伝達することができるため、

アクセル開度が少なくて済むことが燃費の向上につながっているようです。

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従来のCVTもその前の5ATに比べて、アクセルペダルを踏み込んだ時はあまり変わりませんが、

途中の伸びが大いに改善されていたのですが、

新しいCVTは、アクセルペダルを踏み込んだ時から、より早く加速度が盛り上がり、

より長く高い加速度を持続することができるようです。

また、いくら基本的に低燃費なクルマとはいっても、乗り方が悪ければ燃費が向上しないので、

ヴェゼルでは、視覚的に燃費が向上するような運転をアシストするための様々な工夫が凝らされています。

例えば、エコ運転をすると、メーターの色が白から緑に変化するコーチング機能などが装備されています。

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こうした機能をうまく使いながら、緩やかな加速を心がけるなどして、

より燃費向上できる運転を目指していきたいですね。

 

ホンダヴェゼルの燃費や実燃費についてはこちらでも紹介しています!

 

この記事を書いた人

テンさん
車はもっぱらカーシェアリング。
でも本当は・・・本当はマイカーが欲しいんです!
その溢れんばかりの情熱を記事にぶつけていっています。