シエンタがマイナーチェンジをして三ヶ月がきます。そろそろユーザーさん達の評価も出始めている頃。ホンダのフリードとシエンタ、この2台はライバル車。ネット上では様々な比較がされています。
ここでは新型シエンタの燃費に焦点を当て口コミなどを参考にしながらフリードと比較していきたいと思います。
カタログ上では非常に燃費の良い2台ですが実際はどうなのでしょうか?そして、新型シエンタのガソリン車とハイブリッド車はどちらがいいのでしょうか?検証していきましょう。
シエンタの燃費ってどうなの?口コミから実燃費を検証
新型シエンタの燃費、まずはカタログ燃費から御紹介していきましょう。
新型シエンタにはグレード「G Cuero・G・X・FUNBASE(G・X)・車いす仕様車(G・X)」があります。
9月のマイナーチェンジでハイブリッド車は燃費がupしました。
ガソリン車は変わっていません。
ハイブリッド車にはJC08モードに加えて、新しくWLTCモードでの燃費表示もされています。
これは国際モードで、市街地モード・郊外モード・高速道路モードに分けての表示がされています。
JC08モードよりも実燃費に近い数値とされていて今後はこのWLTCモードでの表示となります。
購入の際には参考になる数値と言えるでしょう。
ではグレード別のカタログ上での燃費は…
ハイブリッド車
JC08モード 28.8㎞/L
WLTCモード 22.8㎞/L
市街地モード 22.7㎞/L
郊外モード 23.9㎞/L
高速道路モード 22.1㎞/L
となっていて全グレード共通です。
ガソリン車
*G Cuero・G・X・FUNBASE(G・X)
JC08モード 20.2㎞/L
*G Cuero(4WD)・G・X(4WD)
JC08モード 15.4㎞/L
*車いす仕様車(G・X)
JC08モード 19.6㎞/L
となっています。
JC08モードにおいては、実際の燃費は2割程度低下すると言われています。
なので計算してみると…
*G Cuero・G・X・FUNBASE(G・X) 16.16㎞/L
*G Cuero(4WD)・G・X(4WD) 12.32㎞/L
*車いす仕様車(G・X) 15.68㎞/L
となります。
ここではハイブリッド車はWLTCモード、ガソリン車は2割下数値をもとに検証していきたいと思います。
それでは実燃費はどうなのでしょうか!?口コミをまとめてみました。
☆燃費満足です。
☆ガソリン車、市街地走って平均15~16㎞/L。
☆高速、市街地など平均18㎞/L程度。
☆休日程度の走りで7~8㎞/L。
☆燃費が悪い。
☆4WDで約15㎞/L。
☆ガソリン車の燃費が良い。
☆ハイブリッド車、高速20㎞/L、それ以外平均で19㎞/L前後。
などでした。
ガソリン車ではよく乗る人と乗らない人で燃費の差が出ているようですが、2割下数値とほぼ同じ燃費を発揮していることが言えます。
ハイブリッド車もまずまずと言った所ではないでしょうか。ハイブリッド車の口コミの方が少なく感じました。
車の燃費の差が出るのは当然のこと。運転技術であったり、運転する場所やエアコンの使用頻度や走行距離など…。様々なことによって燃費は左右されます。
ですが新型シエンタの燃費は良さそうです。
続いては、ホンダのフリードと燃費の比較をしてみましょう。
フリードと燃費を比較してわかったこと
引用 https://www.honda.co.jp>FREED
ホンダのフリードはシエンタとよく比較される人気のあるミニバンです。サイズもよく似ていますが燃費も近いものがあります。
フリードのハイブリッド車 JC08モード 27.2㎞/L
ガソリン車 JC08モード 19.0㎞/Lとなっています。
なおWLTCモードでの表示はありません。なのでこちらも2割下で計算してみると、ハイブリッド車21.76㎞/L、ガソリン車15.2㎞/Lが実燃費の目安となりますね。
それでは実際のユーザーさん達の平均燃費は?というと…
ハイブリッド車
*高速 20~22㎞/L前後 *市街地 16~20㎞/L前後
ガソリン車
*高速 18~19㎞/L前後 *市街地 12~13㎞/L前後
となっています。
新型シエンタと比べてみるとハイブリッド車はほぼ同じ、ガソリン車はシエンタの方が良さそうですね。
ですがフリードも2割下数値にほぼ近く、燃費の良い車と言えます。
人気があるのも納得です。
それでは新型シエンタのガソリン車とハイブリッド車どちらがお得なのでしょうか??お届けしていきましょう。
ガソリンとハイブリッドは結局どちらが得なの?
新型シエンタにはガソリン車とハイブリッド車があります。
さらにマイナーチェンジによって、5人乗り2列シートがデビューしました。4WDの設定はありませんが選択肢が増えたと言えますよね。
では、ガソリン車とハイブリッド車とではどちらがお得なのでしょうか?
燃費の良さで言えばハイブリッド車になりますよね。
ハイブリッド車はエンジンとモーターを上手く活用させながら走行します。
信号待ちや渋滞などの停車時にはエンジンをストップさせ、加速時にはエンジンとモーターを使用し低燃費を実現させています。
非常に賢いクルマですよね?
シエンタのハイブリッド車には、エコドライブモードとEV ドライブモードという2種類の走りを選べるスイッチが標準装備されています。
エコドライブモードはエアコンの消費電力やアクセルを操作している時の駆動力を抑えて燃費の優先をしてくれます。
EVドライブモードはモーターのみの走行になります。
こうしてみるとやっぱりハイブリッド車がお得と思われますが、口コミにもあったようにガソリン車も好評価でした。
ハイブリッド車は高速道路での燃費が伸びにくい傾向にあります。
これらの点も注目したい所ですよね。
それでは価格の面からみるとどうなのでしょうか?グレードGを例にとってみてみましょう。
ハイブリッド車 メーカー希望小売価格・税込み 238万320円~
ガソリン車 202万680円~。差額は35万9,640円、かなりの額になりますよね?
次は燃料の面からからみてみましょう。
燃料タンクは42L、どのくらい走れるのかというとWLTCモードで計算してみると
ハイブリッド車は957.6㎞
ガソリン車はJC08モード
2割下で計算してみると678.72㎞となり、その差は278.88㎞。
多いと捉えるか、それほどでもない、と捉えるか…。
実際35万円の差ってそんなに早く埋めることはできるでしょうか?
年間のガソリン代を考えてみてもどうでしょう…。
働くとしても35万円って結構大変な金額って思いませんか?
なので、この1台を長く乗り続けるという方・街を中心に乗ることが多いという方はハイブリッド車。
この1台を長くは使用しないという方・車の価格はできる限り抑えたいという方・遠くへ出かけるという方はガソリン車がお得と言えるのではないでしょうか。
ですがハイブリッド車は運転のコツをつかむことが鍵と言えるでしょう。
シエンタとフリードの燃費比較まとめ
新型シエンタとフリードの燃費比較では、ハイブリッド車はほぼ同じ、ガソリン車は新型シエンタの方が良いことが分かりました。
どちらも燃費の良い車であることが言えます。
車の評価で一番意見が分かれるのは燃費と言えるでしょう。
運転する場所も様々ですし、運転技術も様々。ハイブリッド車にしても慣れている人は燃費が良いでしょうし、あまり慣れていないと燃費は良くないかもしれません。そして価格の違いも大きい。
なので選ぶ基準は、“車をどのように使用するのか?”ということになるでしょう。
遠出用なのか、普段使いなのか?長く乗り続けるか、続けないか?、車購入の予算はいくらまでなら出せるのか?
車と言えば大きな買いものです。
燃費のことだけを考えるのではなく、様々な点から考える必要があるのではないでしょうか?
初めて車を購入する時は嬉しくてお気に入りの車を購入しましたよね?最初はそれでいいでしょう。ですが2台目、3台目などとなれば様々な視点から考えてみても良いのではないでしょうか…。
後悔のない購入をしたいものですね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。