日産を代表するミドルサイズSUVであるエクストレイル。
アウトレジャーに特化した車となっており、シートを中心にあらゆる場所に防水加工が施されるなど、様々な工夫がされています。
さて、そんなアウトドアに適しているエクストレイルですのでテント代わりにこの車で車中泊を行おうと考える人もいるのではないでしょうか?
そんな人にとって疑問となるのがエクストレイルで車中泊を行うことが可能かどうか?
はたしてエクストレイルは車中泊に向いているのでしょうか?
今回はエクストレイルの車中泊について調べていきたいと思います。
エクストレイルは車中泊に向いているの?
アウトレジャーに特化した車として有名なエクストレイル。
そんなエクストレイルですが、はたして車中泊に向いているのでしょうか?
結果からお話しするとエクストレイルは車中泊が十分可能な車となっています。
さらに、車中泊という点だけ考えると現行モデルのT32型ではなく、2代目エクストレイルのT31型の方が適していると言われています。
では、エクストレイルが車中泊に向いている理由となぜ2代目エクストレイルの方が車中泊に適しているのか、詳細な情報を見ていきましょう。
エクストレイルが車中泊に向いている理由は?
まずはエクストレイルが車中泊に向いている理由からお話したいと思います。
その理由とは言うまでもなく車内が広い構造となっている為です。
車中泊行うとき、後部座席のシートを倒しフラットにすることで車内空間を確保しできたスペースに寝ることになります。
では、現行モデルのエクストレイルがシートを倒すことでできる空間の大きさがどの程度なのか見て行きましょう。
エクストレイルの公式ホームページにその大きさに関する情報が記載されていました。
この写真から解るように、現行モデルのエクストレイルがシートをフラットにして確保できる車内空間の大きさは奥行きが1745mm、幅が1305mm、高さ845mmとなっています。
日本の成人男性の平均身長が172cm前後という事を考えると、しっかりと奥行きが確保されており、よほど大きくない人で無い限り就寝スペースを獲得できると思われます。
また、成人男性の肩幅は身長170cm程度の人で40cmと言われている事から二人分で寝ることも十分に可能だと考えられますよね。
ちなみにセミダブルベッドの横幅が1200mm、ダブルが1400mmとなっていますので、エクストレイルの就寝スペースはセミダブルとダブルの中間くらいの横幅を確保してくれているようです。
ただ、気になるのが天井までの高さ。
写真では高さ845mmとなっており、座ったときに頭が天井に接してしまうという情報が多く出回っています。
成人男性の座高の平均は約920mmと言われていることからも、多くの人が天井に頭がついてしまうようです。
寝起きにうつらうつらして天井に頭を強打しないように注意してくださいね!
さて、エクストレイルのラゲッジの写真を見ていて不安を覚えたのがラゲッジの耐荷重。
写真には耐荷重75kgとあり、この値では成人男性1人を支えるのがやっとであり、2人で車中泊を行うのはムリだと思われます。
この点に関しては実際にエクストレイルで車中泊を行った人からの情報で120キロまでの体重を支える事が可能であったという口コミがありました。
ただし、あくまで個人的な情報となっていますので、不安な方は日産に問い合わせを行ったほうが無難であると思います。
何はともあれ、現行モデルのエクストレイルは車中泊に十分な空間を確保することができ、さらに120kgまでの重量を支えらるため車中泊には適している車と言えそうですね。
2代目エクストレイルの方が車中泊に向いている?
では、次に2代目エクストレイルの方が車中泊に向いているという情報について調べてみましょう。
この理由は非常に簡単で、シートの形状が現行モデルの3代目はやや斜めに、2代目は水平に成る為です。
実際に写真で比較してみましょう。
上が3代目エクストレイル、下が2代目エクストレイルです。
2代目の写真は上から見たが画像となっているのでやや解りにくいですが、シートを倒すと完全な水平状態となり、非常に寝やすい構造となっています。
次に3代目ですが、こちらはシートが傾いているのが良く解るのではないでしょうか?
このままではやや寝にくい構造となっていますよね。
車中泊専用のマットを使用することで、この問題は解消されるといわれているのですが、シートが水平になるに越したことはありませんよね。
フルモデルチェンジによってシートの構造が変更されてしまい、その結果、2代目エクストレイルの方が車中泊に適していると言われているのです。
ちなみに車中泊を行う為の車内空間ですが、3代目と2代目を比較したものが以下の通り。
T31型 | 最新型 | |
---|---|---|
奥行き | 1742mm | 1745mm |
高さ | 1012mm | 845mm |
幅 | 1100mm | 1305mm |
横幅が狭くなっていますが、その分高さは高くなっていますね。
奥行きには大きな違いはなく、そこまで大きな変更はされていないように感じました。
エクストレイルの車中泊に関してまとめると
今回はエクストレイルの車中泊についてまとめてみました。
アウトレジャーに特化したミドルサイズSUVであるエクストレイルは奥行き、幅ともに平均的な成人男性が寝るには十分な車内空間を確保することが可能となっており、車中泊には適した車だと言えると思います。
ただし、天井までの高さが狭く、頭を天井に強打しないように注意は必要そうです。
ラケッジボードの耐荷重が気になりますが、120kgまで耐えることが出来るという口コミもありますので、問題ないのではと思われます。
ただし、あくまで口コミからの情報となっていますので、気になる方は日産へ問い合わせたほうが無難でしょう。
残念な点はシートが傾いてしまう点ですね。
この点のみ、シートが水平になる2代目エクストレイルの方が優れており、結果として車中泊に関しては3代目エクスとレイルより2代目エクストレイルの方が適していると言われる結果となっています。
とは言いましても、車中泊専用のマットを使用することでこの問題も解消することが可能となっており、3代目エクストレイルも車中泊にはピッタリの車となっています。
知らない土地に車で旅をし、時間に捉われず自由に寝泊りできる車中泊。
一度行うとその楽しさに病みつきになってしまうかもしれません。
エクストレイルに乗っていはいるが車中泊を行ったことがないという方は1度試してみてはいかがでしょうか?
ホテルに泊まるのとはまた違った楽しさを見出せると思いますよ!