ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタはサイズが抑えられているコンパクトミニバンの車種で、どちらも新車販売台数のランキングで一桁台に入ることが多いほど高い人気を持っています。
フリードとシエンタは性能がかなり近く、購入を検討している方は各車種の燃費、価格などを比較し、購入対象を決めることもあります。
今回はフリードとシエンタの燃費、価格などの比較情報を紹介していきます。
Contents
フリードとシエンタを比べて燃費が良いのはどちらの車種?
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/driving/
フリードとシエンタの性能を比べる場合、どちらの方が燃費性能が勝っているのか、気になりますよね。
燃費に関してはフリード、シエンタでカタログ値、実燃費が異なっていて、2018年11月現在の各車種の燃費性能は下記の通りになります。
※スマホの方は横画面推奨
▼フリード 燃費性能
車種名/エンジン種類 | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費(e燃費情報) |
フリード
1.5Lガソリン |
FF | 19.0㎞ | 14.75㎞ |
フリード
1.5Lガソリン |
4WD | 16.4~17.6㎞ | 15.79㎞ |
フリード
1.5Lハイブリッド |
FF | 26.6~27.2㎞ | 18.88㎞ |
フリード
1.5Lハイブリッド |
4WD | 25.2㎞ | 18.0㎞ |
▼シエンタ 燃費性能
車種名/エンジン種類 | 駆動方式 | カタログ燃費 | 実燃費(e燃費情報) |
シエンタ
1.5Lガソリン |
FF | 20.2~20.6㎞ | 13.82㎞ |
シエンタ
1.5Lガソリン |
4WD | 15.4㎞ | 12.74㎞ |
シエンタ
1.5Lハイブリッド |
FF | 27.2㎞ | 18.51㎞ |
最初にFF駆動のガソリン車についてですが、フリードのFFガソリン車はカタログ燃費が19㎞、実燃費は14.75㎞となっています。
シエンタのFFガソリン車はカタログ燃費が20.2~20.6㎞、実燃費が13.82㎞で、カタログ燃費を比べるとシエンタの方が1㎞以上勝っています。
しかし、実燃費で比べるとシエンタよりフリードの方が実燃費平均が0.9㎞ほど高く、FF駆動ガソリン車はフリードの方が実燃費で良い結果が出ています。
次に4WD駆動のガソリン車ですが、フリードの4WDガソリン車はカタログ燃費が16.4~17.6㎞、実燃費平均が15.79㎞となっています。
シエンタの4WDガソリン車はカタログ値が15.4㎞、実燃費平均は12.74㎞で、カタログ値を比べるとFF車と違い、4WD車のカタログ値はフリードの方が良くなっています。
さらに実燃費もフリードの方が3㎞も平均値が高く、4WDガソリン車はカタログ燃費、実燃費共にフリードの方が勝っているのがわかります。
そして、ハイブリッド車の燃費性能ですが、フリードのFFハイブリッド車はカタログ燃費が26.6~27.2㎞、実燃費は18.88㎞となっています。
シエンタのFFハイブリッド車は燃費性能が27.2㎞、実燃費は18.51㎞で、カタログ値を比べるとガソリン車と違ってハイブリッド車のカタログ値大きな差はできていません。
実燃費の性能もフリードとシエンタで0.3㎞ほどしか違っておらず、1.5LハイブリッドFF車はフリード、シエンタで大きな性能の差はないことがわかります。
また、フリードはハイブリッド車に4WD車が登場していて、フリード4WDハイブリッド車のカタログ燃費は25.2㎞、実燃費は18.51㎞となっています。
シエンタはハイブリッド車に4WDモデルが登場していないので、ハイブリッド4WDモデルが選べる点はフリードの強みとなっています。
フリード、シエンタは燃費性能を比べた場合、ガソリン車、ハイブリッド車共に実燃費平均はフリードの方が良い結果が出ていて、燃費性能で車種を選ぶならフリードの方が有利となります。
フリードとシエンタの新車価格が安いのはどちらの車種?
引用:https://toyota.jp/sienta/
フリードとシエンタを比べる場合、新車で買うとどちらの方が安くなっているのか、気になりますよね。
各車種の新車価格はガソリン車、ハイブリッド車で違っていて、ガソリン車のグレード別の新車価格は下記の通りになります。
▼フリードガソリン車 新車価格
グレード | 新車価格 |
フリードB | 1,880,000円~ |
フリードG | 1,980,000円~ |
フリードG・Honda SENSING | 2,100,000円~ |
▼シエンタガソリン車 新車価格
グレード | 新車価格 |
シエンタX | 1,816,560円~ |
シエンタG | 2,020,680円~ |
シエンタG Cuero | 2,172,960円~ |
最初にベースグレードのフリードB、シエンタXの新車価格ですが、フリードBは188万円、シエンタXは181万6,560円から販売されています。
フリードB、シエンタXの価格を比べると、シエンタXの方が6万円ほど安く、ベースグレードモデルを買うならシエンタの方がお得になっています。
次にフリードG、シエンタGの新車価格ですが、フリードGは本体価格が198万円、シエンタGは202万680円から販売されています。
フリードG、シエンタGの価格を比べると、フリードGの方が4万円ほど安く、フリードG、シエンタGの本体価格はフリードGの方がお得になっています。
ただ、フリードGは安全装置のHonda SENSINGが未搭載ですが、シエンタGは安全装置Toyota Safety Senseが搭載されていて、安全面はシエンタGが大きく勝っています。
続いて、フリードG・Honda SENSINGとシエンタG Cueroの新車価格ですが、フリードG・Honda SENSINGは210万円、シエンタG Cueroは217万2,960円から販売されています。
フリードG・Honda SENSINGとシエンタG Cueroの価格を比べると、フリードG・Honda SENSINGの方が7万円ほど安く、ガソリン車ハイグレードモデルの価格はフリードの方がお得となります。
ただし、フリードG・Honda SENSINGはフリードGモデルに安全装置、パワースライドドアの追加を行ったモデルですが、シエンタG Cueroはシート、ライトなどの複数の装備をアップグレードしたモデルなので、装備の充実さではシエンタG Cueroの方が勝っています。
そして、ハイブリッド車の価格ですが、各車種のハイブリッド車の新車価格は下記の通りになっています。
▼フリードハイブリッド車 新車価格
グレード | 新車価格 |
フリードHYBRID B | 2,256,000円~ |
フリードHYBRID G・Honda SENSING | 2,496,000円~ |
フリードHYBRID EX | 2,656,000円~ |
▼シエンタハイブリッド車 新車価格
グレード | 新車価格 |
シエンタハイブリッドX | 2,226,960円~ |
シエンタハイブリッドG | 2,380,320円~ |
シエンタハイブリッドG Cuero | 2,532,600円~ |
まず、フリードHYBRID B、シエンタハイブリッドXの新車価格ですが、ベースグレードのフリードHYBRID Bは225万6,000円、シエンタハイブリッドGは222万6,960円から販売されています。
フリードHYBRID B、シエンタハイブリッドXの価格を比べるとシエンタの方が3万円ほど安く、ハイブリッド車のベースグレードはシエンタの方がお得となります。
次にフリードHYBRID G・Honda SENSING、シエンタハイブリッドGの新車価格ですが、フリードHYBRID G・Honda SENSINGは249万6,000円、シエンタハイブリッドGは238万320円から販売されています。
フリードHYBRID G、シエンタハイブリッドGの価格を比べると、シエンタの方が10万円以上安く、ハイブリッドGモデルはフリード、シエンタで価格差が10万以上と大きく広がっています。
そして、フリードHYBRID EX、シエンタハイブリッドG Cueroの新車価格ですが、フリードHYBRID EXは265万6,000円、シエンタハイブリッドG Cueroは253万2,600円から販売されています。
フリードHYBRID EX、シエンタハイブリッドG Cueroの価格を比べると、シエンタハイブリッドG Cueroの方が12万円ほど安く、ハイグレードモデルのハイブリッド車もシエンタの方が価格は抑えられていました。
フリード、シエンタの各グレードで新車価格を比べた場合、ガソリン車は一部グレードのみフリードの方が安くなりますが、ハイブリッド車は全グレードでシエンタの方が価格が安くなっています。
ガソリン車も近いグレード同士で比べるとシエンタの方が装備が充実しているモデルがあって、価格面ではシエンタの方がお得に感じられました。
フリードとシエンタのサイズを比較すると?
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/
フリードとシエンタの性能を比較する場合、各車種の車体サイズ、荷室サイズはどうなっているのか、気になりますよね。
最初に各車種の車体サイズですが、FF駆動のガソリン車でサイズを比べた場合、フリード、シエンタの車体サイズは下記の通りになります。
▼フリード、シエンタ 車体サイズ
車種名 | 全長 | 全幅 | 全高 |
フリード | 4,265㎜ | 1,695㎜ | 1,710㎜ |
シエンタ | 4,260㎜ | 1,695㎜ | 1,675㎜ |
各車種の車体サイズはFF駆動のガソリン車の場合、フリードが4,265×1,695×1,710㎜、シエンタが4,260×1,695×1675㎜となっています。
フリード、シエンタの車体サイズを比べると、フリードの方が全長が5㎜、全高が35㎜高く、車体サイズが抑えられているのはシエンタとなります。
次に荷室のサイズですが、サードシートを格納した状態でサイズを比較した場合、フリード、シエンタの荷室サイズは下記の通りになります。
▼フリード、シエンタ サードシート格納時荷室サイズ
車種名 | 荷室奥行 | 荷室最大幅 | 荷室最大高 |
フリード | 約985㎜ | 約1,100㎜ | 約1,250㎜ |
シエンタ | 約970㎜ | 約1,150㎜ | 約1,085㎜ |
まず、フリードの荷室サイズですが、サードシートを格納した状態の場合、フリードの荷室サイズは約985×1,100×1,250㎜となっています。
サードシート格納状態のシエンタの荷室サイズは約970×1,150×1,085㎜で、フリードと比べると荷室の奥行、高さはシエンタの方が劣っています。
しかし、荷室の幅はシエンタの方が50㎜も勝っていて、フリードはサードシートが跳ね上げ式の為、荷室上部の幅が狭まる欠点があり、奥行、高さはフリードに負けていますが、幅はシエンタがかなり有利なので、荷室を広く使えるのはシエンタの方になると思われます。
また、テールゲートの地上高ですが、フリードは地上高が480㎜、シエンタは地上高が505㎜で、フリードの方がテールゲートの地上までの距離が近くなっています。
その為、フリードの方が荷物の積み込みやすさは良く、荷室の使い勝手はシエンタに負けますが、積み込みやすさはフリードの方が有利となっています。
フリードとシエンタの比較まとめ
引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/freed/
フリード、シエンタは同じコンパクトサイズのミニバン車種で、購入を検討している方からは様々な点で比べられることがあります。
例えば、燃費性能を比べると、カタログ燃費はFFガソリン車などでシエンタの方が勝っていますが、実燃費はフリードの方が良い結果が出ていて、燃費性能で比べるとフリードの方が性能が高く感じられます。
価格で比べた場合、ガソリン車の一部グレードはフリードの方が安いですが、シエンタはベースグレードガソリン車、ハイブリッド車の全グレードでフリードより価格が抑えられていて、価格面ではシエンタの方が勝っています。
また、フリード、シエンタのサイズを比べた場合、車体サイズはフリードの方が大きく、車体のサイズが抑えられているのはシエンタの方となっています。
さらに荷室のサイズですが、荷室サイズはフリードの方が大きいですが、フリードはサードシートの格納で荷室上部の幅が狭まっているという欠点があって、サイズは小さくても荷室の使い勝手はシエンタの方が良いと感じられました。
フリード、シエンタは燃費、価格、サイズなどを比べた場合、各車種で勝っている点、劣っている点があるので、購入を検討している場合には、各車種の機能を比べて、自身に合う車種を選んでみるのもいいでしょう。
フリード、シエンタの性能比較が気になっている方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。
フリードの詳しいスペック情報、実燃費情報、中古車情報や値引き術ならこちらがオススメ